脳内ライブラリアン

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医療、統計、哲学、育児・教育、音楽など、学んだことを深めて還元するために。

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医学

【減少する】reduce/ decrease/ decline の違い【医学論文の英語表現】

今回は「減らす」「減少する」の意味をもつ単語reduce, decrease, declineについてみてみます。 目次: 単語の意味と共起表現 医学論文を含めた用例 単語の意味と共起表現 まずは原義からみてみます。 毎度おなじみCambridge Dictionary | English Dictionar…

【示す】show/ demonstrate/ indicate/ suggest/ reveal の違い【医学論文の英語表現】

さて今回は検査結果や他の研究を主語にして使われがちな単語たちをまとめてみます。ちょっと欲張って多すぎた気がします(汗 "show" を中心としたSkeLLによるsimilar wordsの図をみてみると以下のような形です。 (SkeLLより引用) 他にも違いを明確に説明し…

【行う】conduct/ perform/ undertake の違い【医学論文の英語表現】

今回は「行う」「施行する」などの訳で用いられることの多いconduct, perform, undertakeの違いについて、みてみます。 目次: 単語の意味と共起表現 医学論文を含めた用例 単語の意味と共起表現 まずは単語の意味から。 Cambridge Dictionary | English Dic…

【経験する】undergo/ experience の違い【医学論文の英語表現】

毎日夜になると子どもの嘔吐があって、ろくに眠れませんでしたが、やっと落ち着いてきそうです。胃腸炎ってきついですね、、、。 今日もちまちま英語で勉強したことを書きます。 undergoとexperienceですね。undergoは単語の意味としてはなんとなく分かって…

【調査・研究】research/ study/ survey/ investigation の違い【医学論文の英語表現】

統計に関しては勉強中ですが、解く方が最近中心なのであまり記事にまとめることがなくなってきまして、、引き続き英語の方を磨いていきます。 今回は「調査・研究」の意味で使われる単語research/ study/ survey/ investigation の違いを見ていきます。 目次…

【期間】influence/ impactの違い【医学論文の英語表現】

さて、夜になると娘が咳き上げ嘔吐する毎日が続いていますが、自分は奇跡的に元気でやっております。ちまちま英語で勉強したことをあげていきます。 目次: 単語の意味と共起表現 医学論文を含めた用例 単語の意味と共起表現 まず、それぞれの単語の意味から…

【期間】period/ term/ durationの違い【医学論文の英語表現】

体調不良と発熱により1週間ほどブログ更新できませんでした。結局ただの上気道炎だったわけですが、治ってきたと思ったら、下の子が胃腸炎でゲロゲロしてまして、睡眠時間を削られ回復がまた遅れ、、、さらに上の子も下痢になり、現在は家庭内で胃腸炎が拡大…

実際の医学論文から統計を学んでみるⅤ -多重検定/ボンフェローニ法/ファミリーワイズエラー率-

最近読んでみた2016年のオピカポン(オンジェンティス)の第3相試験の研究で、多重検定が含まれてましたので、紹介しつつ学習してみようと思います。 元の論文はこちら。 Ferreira, Joaquim J., et al. "Opicapone as an adjunct to levodopa in patients wi…

内科医が知っておきたい精神科のエッセンス『状況別に学ぶ内科医・外科医のための精神疾患の診かた』

ちょっと前に楽天お買い物マラソンで買い漁った積読本を読み進めてます。 医学書なので臨床医向けですが、おすすめです。 頻度から考えると普通の内科・外科でも十分精神疾患の方に出会うと思うのですが、脳神経内科をやっていると特に多く出会うと思います…

心エコーを見直してみる『レジデントのための心エコー教室』レビュー

久々に医学書を買いました。 需要の少なさからなかなか感想を書く人もいないと思うので、せっかくなので感想を書いておきます。 // リンク 脳梗塞の患者さんをみるときに基本的に高齢者が多いので合併疾患があることもよくあります。慢性心不全も多いですね…

【統計応用・医薬生物学】Simonの2段階デザインについてわかりやすく【統計検定1級対策】

2017年の統計応用問3で出ていた問題が、サイモンの2段階デザイン(Simon's two-stage design)と呼ばれる、早期中止を含めた2段階のランダム化比較試験デザインでした。 抗がん剤の第2相試験で使われたりしているようですが、神経内科領域ではどうにも馴染み…

【統計応用・医薬生物学】RMST法の期待値と分散【統計検定1級対策】

引き続き生存時間解析の話ですが、2019年の過去問ではRMST法の問題が出ていたので、期待値と分散の導出について簡単に説明します。 RMST法ってそもそもなんやねんということは過去に一度記事を書きました。 medibook.hatenablog.com 範囲にも書いてないし、…

【統計応用・医薬生物学】Cox比例ハザードモデルと尤度関数【統計検定1級対策】

生存時間解析の勉強を進めて、今回はCox比例ハザードモデルについて過去問に対応できるように知識をつけていきたいと思います。 ハザード関数と生存関数の知識が前提に必要なので、わからなかったらこちらをどうぞ。 medibook.hatenablog.com 目次: Cox比例…

【統計応用・医薬生物学】カプラン・マイヤー推定値の信頼区間・Greenwoodの公式【統計検定1級対策】

今回はカプラン・マイヤー推定値の信頼区間を知るための分散の求め方をやってみようと思います。この分散の式はGreenwoodの公式と呼ばれています。 統計検定1級の教本にも紹介されていますし、導出の過程はほどほどの難しさなので、出題されてもおかしくはな…

【統計応用・医薬生物学】カプラン・マイヤー推定値とネルソン・アーレン推定値【統計検定1級対策】

今日も統計検定1級の統計応用・医薬生物学分野について頻出の内容をまとめてみようと思います。 追加した内容は以前まとめた記事に載せていきます。 統計検定1級の出題範囲と過去の記事・お役立ちサイト・参考書をまとめてみた【統計検定1級対策】 - 脳内ラ…

【統計応用・医薬生物学】ハザード関数と生存関数の関係性を整理【統計検定1級対策】

統計数理もだいぶ勉強は進んできたのでぼちぼち統計応用の分野の勉強も進めようかと思っています。 そこで2018−2019年の過去問をようやく買ってみて統計応用・医薬生物学分野をみてみたのですが、思った以上に難しそうでした、、、。自分の知識のばらつきか…

超急性期脳梗塞における血栓回収vs血栓回収+t-PA(アルテプラーゼ)のRCTたち【JAMA/NEJM】

久々に脳神経内科・脳外科専門の話題を書きます。 つい先日1月19日付でJAMAに(しかもJAMA Neurologyとかでもなく)脳梗塞に対する脳血栓回収vs脳血栓回収+tPA療法のRCTが2本載ってました。しかも1本は日本発。 以前にNEJMに同様の論文が載ってましたが、今…

実際の医学論文から統計を学んでみるⅣ-RMST法(Restrictive Mean Survival Time)-

昨年11月NEJM誌に出た「生体弁に対するDOAC vs ワーファリン」のランダム化比較試験を読みました。 Rivaroxaban in Patients with Atrial Fibrillation and a Bioprosthetic Mitral Valve ここで使われていた生存時間解析の方法はいつものCox比例ハザード回…

実際の医学論文から統計を学んでみるⅢ -欠測データの扱い/ LOCF法-

前回メタアナリシスの欠測データの問題点について書きましたが、RCTの論文で実際に欠測データがどうなっているのか、例を一つ見てみます。「欠測データがどんなもので、どう処理されているのか」に注意することは結果の解釈に大きな影響があると思います。 …

メタアナリシスについてより詳しく学ぶ②-欠測データの問題-

前回記事に引き続いて、メタアナリシスの解釈について読む側の視点でまた少し掘り下げてみたいと思います。 前回記事はこちら medibook.hatenablog.com 今回は欠測データの話です。欠測データがメタアナリシスに及ぼす影響について、BMJから今年面白い論文が…

【follow-up】フォローアップ【医学論文の英語表現】

ちまちま英単語の記事を挙げていきます。そのうち増えてきたら、まとめを作る予定です。 目次: 単語の意味と共起表現、クラスター 用例 単語の意味と共起表現、クラスター 日本語でも使われる”フォローアップ”と同じですね。外来通院のフォローと言う意味か…

【regarding】~に関して/~において【医学論文の英語表現】

論文書きながら調べた表現についてまとめます。今回は"regarding"です。 目次: 単語の意味と共起表現、クラスター 用例 単語の意味と共起表現、クラスター 「~に関して」「~の点で」などの意味を持ち、文頭に来ることもあれば、文中で形容詞的に名詞の補…

【resolve】症状に関する英語表現・~が改善した【医学論文の英語表現】

最近は真面目に(?)症例報告作成に取り組んでるのでなかなか更新できませんでしたが、論文書きながらみてきた英語の一部をまとめていきます。 今回は"resolve"です。 目次: 単語の意味と共起表現、クラスター 用例 単語の意味と共起表現、クラスター resolv…

Cox比例ハザード回帰モデルについて数式ありで、できるだけわかりやすくまとめる

ランダム化比較試験で非常によく出てくるCox比例ハザード回帰モデルですが、その概念って結構理解しづらいように思います。数式だけの説明だと分かりにくいし、なしだと何となく理解できてるのかもやもやする感じになる(あと欠点やモデルの問題点が分からな…

【diplopia】症状に関する英語表現・複視【医学論文の英語表現】

ちょっとニッチすぎてコーパスですらあまり引っ掛かりませんが、diplopia(複視)に関する表現をみてみました。もう少し一般的な用語ではdouble visionと言ったりもしますね。 目次: 単語の意味と共起表現、クラスター 用例 単語の意味と共起表現、クラスター…

実際の医学論文から統計を学んでみるⅢ-REWIND trialのexploratory outcomeについて-

実際の論文をみて学んでみる記事シリーズです。今回は統計というより論文の読み方に近いかもしれません。ランダム化比較試験に対して、批判的な目を養おうということで、結果の信頼性について具体例を通じて、批判的にみる練習をしようと思います。 前回はこ…

メタアナリシスについてより詳しく学ぶ①-fixed effects model, random effects modelと異質性-

メタアナリシスというと、「エビデンスレベルの一番上=一番信頼できる」という図式が、医療でも一般的な本でも最近よく書かれている気がします。実際はもちろんそう単純ではなくて、質によりけりです。ただ質を知るためにはそのやり方を知らなければいけま…

【show/reveal/demonstrate】MRI/CTなどの画像検査結果の説明【医学論文の英語表現】

今日はよく必要となる画像検査の結果に関係する動詞の表現に着目してみます。 目次: 単語の意味と共起表現、クラスター 用例 単語の意味と共起表現、クラスター MRI, CTなどの画像検査と一緒に使われる共起表現としてshow(~は~を示している)/reveal(~は…

【distinct】区別された/独立した【医学論文の英語表現】

ちょくちょく医学英語表現の勉強をしていきますが、今回は"distinct"について、コーパスでの情報と用例を見ていこうと思います。 目次: 単語の意味と共起表現、クラスター 用例 単語の意味と共起表現、クラスター distinctは明確な/別個のなどの意味を持つ…

BMI 35以上の患者では、超音波ガイド下の腰椎穿刺で成功率が上がる

今日は専門の話ですが、脳神経内科医に実用的で面白い論文を読んだので紹介します。 アメリカの脳神経内科学会であるAmerican Academy of Neurologyの出すNeurology誌の中でのNeurology clinical practiceに先月掲載された論文です。 Ultrasound-guided lumb…