脳内ライブラリアン

脳内ライブラリアン

医療、統計、哲学、育児・教育、音楽など、学んだことを深めて還元するために。

MENU

心音の復習 国試・認定医試験向け

専門的内容再びです。

書いたりするとより覚えられたりするかなあというところで。

 

医師は国家試験の他に、認定医や専門医みたいな資格があって

色々試験を受けないといけないんですね。

で、まあ毎度毎度クソ暗記をさせられるわけで。

いつまで経っても勉強から解放されないわけです笑

 

今回は認定医試験に何故かやたら出てきている心音・心雑音について。

ざーっと思い出しつつ書き出してみます。

結構適当なこと言ってる気もしますが、覚え方の参考になれば。

 

○1音の異常

1音が亢進するのが

弁が硬くなるMS、押し出した後の部分の圧が高くなるhyper dynamic state

1音が低下するのが

上記の逆でMR、hypo dynamic state、あと例外的にAR

 

○2音の異常

2音は大動脈のA音と肺動脈のP音がありますね。

それぞれ書いていきます。

A音の亢進するのが

1音の場合はと逆でAR、押し出した後の部分の圧が高い高血圧

低下するのが

それぞれ逆でAS、低血圧

 

P音が亢進するのが

PR、押し出した後の部分の圧が高い肺高血圧

低下するのが

PS、相対的PSになってしまうASD(心房中隔欠損)

 

○2音の分裂

固定分裂 ASD

奇異性分裂 後負荷がかかるやつ 高血圧、AS、HOCM、LBBB

病的分裂 MR、PS、RBBB なんか肺動脈のほうに負荷かかりそうなやつ

 

○3音

心室進展低下で起きるとかなんとか

心不全

MR、ARなど逆流系

ASD、VSD、PDAなど前の部屋に戻ってきて負荷増える系

全然壁が進展しない拡張型心筋症

 

○4音

心房収縮で心室が拡張しないやらなんやら

3音もそうだけど説明がイマイチわからんのですよね 

心不全、虚血性心疾患

AS、高血圧など後負荷増える系

HCM、HOCMなど心筋肥大系

 

あとは続いて心雑音について

 

○収縮期雑音

1、駆出性雑音

しゅーっと出て引いてくやつ

出る先の圧がたかいから収縮力の変動に応じて音が変動するのかなと思っています

AS、PS、HOCMなど両側の心室系から出るやつ

ASDECD=相対的PS系

 

2、全収縮期雑音

ずーっと音出てるやつ

出る先の圧が低いからずっと出るのかなと思ってます

VSD、MR、TR

 

○拡張期雑音

1、早期雑音

灌水様=逆流性=高音の雑音です

なんか3つ用語が並ぶとハンターハンターみたいですね

AR、PR

 

面倒なのが特殊な名前がついているやつ。

Graham Steell雑音

MS→PHT→PRで出てくる雑音

吸気時に増強するのがポイントらしい。

 

2、中期雑音

=ランブル=低音=ベル型で聞け

MS、ASD

 

名前付いている系がこちらにもあって

Carey Coombs雑音

VSD、PDA、MR

=どれも相対的MS起こすやつ

左心系の逆流系が大体でしょうか

Austin Flint雑音

AR

 

○前収縮期雑音

MS

○連続性雑音

PDA、valsalva静脈洞破裂、A-Pwindow、動静脈瘻など

○to and fro雑音

行ったり来たり収縮も拡張も雑音

ARとVSDの合併

AS+AR

 

終盤説明が雑なのもありますがざっとこんな感じですかね。

ある程度これで点数稼げるといいなあ。

オーディオブック聴き放題サービス比較

ここ半年くらい通勤が往復2時間と長くなったので

オーディオブックをよく利用しています。

 

なじみがない人もいるかもしれませんが

本を読み上げてくれるようなもので家事している最中とか通勤途中に

聞くことで読書ができる、という素晴らしいものです。

 

最近は聴き放題のサービスが大まかに「Audible」と

「Audiobook.jp(旧FeBe)」の2社から出ており

どっちも利用してみたのでせっかくなので感想でも書きたいと思います。

 

1、Audible

Amazonが経営母体となっている海外のオーディオブック会社です。

月額1500円での聴き放題サービスをやっています。

タイトル数も比較的豊富で角川や朝日新聞出版などの本が多く並びます。

もうひとつのaudiobook.jpもそうなんですが偏りが結構強くて

ビジネス関係の自己啓発本が圧倒的に多いですね。

最近の話題でいうとAI関連の本(「人工知能は人間を超えるか 松尾豊」)なども

あったりそれ以外の本も出版社によっては抑えているというのがいいところです。

小説もハンガーゲームとかダイバージェントのような海外映画作品の原作やら

懐かしのスレイヤーズなどの角川系はそろってます。

 

もともとオーディオブック自体の単価が高い(4000円以上がザラ)なので

1500円でここまで聴けるならいいのかなと思います。

ただ2014年前後の古めな本が多いのと、ジャンルに偏りがあること

似たような系統の自己啓発本も多いこと

よく知らない著名人の語りを1タイトルとしてカウントしていること、があり

3か月ほど利用してますが思ったほど読みたい、となる本が少なくなってきました。

新規タイトルもジャンルの偏り自体は変わらないので結局読みたい本が追加されることはあまりなさそうです。

 

2、Audiobook.jp

なんとAudibleよりさらに安い月額750円で聴き放題という驚愕のサービス。

今年に入ってからの新サービスなのでまだまだ今後に期待はできます。

Audibleのあとにこちらを利用し始めたのですが正直言って値段相応というところ。

タイトル数こそ同じような数を出していますが、本として出版しているものではない

podcastのようなものが多いです。

本自体の質もあまり高くないですし、値段なりで仕方ないのかな。

単品購入できるものはここ最近の注目本も含まれていて

魅力的なんですが高いんですよね。会員になって定期的に読むようなら

単品購入でもお得なサービスがあるのでどうしてもオーディオブックがいいという方で

Audibleにも、ここの聴き放題にも飽きたら会員になって長期での単品購入を見越すと

良いかもしれません。

 

あと個人的にいまいちだと思うのがアプリのユーザーインターフェース

本がだらーっと一覧出てくるか、よくわからないジャンル分けされるかでしか

表示できず、魅力もないですし、一覧でみるといかに本当に出版されている本が 

 

少ないかがわかります。

 

 

3、まとめ

 

  Audible Audiobook.jp
値段 月額1500円 月額750円
タイトル数 約1万2000 約1万
会社 Amazon オトバンク
システム 聴き放題のみ 聴き放題+単品購入
スマホアプリ あり あり

 

表にまとめてみました。

結局なんだか批判的になってしまったのですが

聴き放題はしょせん聴き放題ということで、読める内容には限界がありますね。

質としてはAudibleのほうがおすすめですが、先にAudiobook.jpから試してみても

いいかもしれません。最終的に深く利用していくならAudiobook一択ですね。

聴き放題だけで考えるならAudiobookは1か月もせず読むものがなくなり

Audibleは3か月くらいは楽しめたのでAudibleのほうが個人的にはおすすめしたいところです。皆さんも通勤時間など耳が暇な時間が多い人は

ぜひオーディオブックをお楽しみください。

映画「レディプレイヤー1」

ゴールデンウィークにはしゃぎ過ぎたせいで片頭痛が出てきて更新しばらくできませんでした。

 

連日2日で久々に映画を観てきたのですが2本目に観たのがこれ、レディプレイヤー1。

一部ネタバレ含みます。

 

舞台は2045年のアメリカで、”オアシス”と呼ばれるVRゲームが大ヒットしています。

 

”オアシス”では好きなキャラクターで好きなように行動することができる(ただしお金はある程度必要、ゲームオーバーになるとかけたお金もパーになる)というかなりのめりこめる出来。

 

ただ現実世界はまあまあディストピアな雰囲気になってまして、主人公が暮らす地域はコンテナのような家で皆生活していたり、ゲームに課金しすぎて強制労働所みたいなところに送られる人もいます。

 

物語はゲームを創ったハリデー氏が亡くなったことから始まります。彼がゲーム内に隠したアイテムを3つみつけることで会社の相続権と”オアシス”の運用権を得られると宣言しました。プレイヤーや企業が次々とそれを探し回りますがなんと5年間1つのアイテムもみつからず。恵まれない家庭環境にいるオタクな主人公がそのアイテム探しにチャレンジしていく、というのが主なストーリーになっています。

 

全体になんだか敵も含めて間が抜けているシーンが適度にあって、時々映るVRゲームをプレイするリアルでの姿(ヘッドマウントディスプレイをつけてランニングマシンみたいなとこでどたばたする)はかなりのダサさを誇ります。といって決してゲームやオタクを馬鹿にしているわけでもなく、現実の大切さも説きながらオタク文化も否定しない、そんな優しい出来上がりになっている印象でした。

 

出てくるキャラクターも多種多様、日本人になじみ深いものが多く、キティちゃんやストリートファイターリュウやら、メカゴジラからガンダムまでスティーブンスピルバーグのオタク感と日本への好意を感じます。一瞬だけクッパとかザンギエフが出てきただけだった「シュガーラッシュ」よりは随分満足しました。

 

最後にハリデーが死ぬ間際に彼が悟ったこととして"the only real world is real"的なことを言っていたと思いますが、言葉にすればそうなんですけど2045年と言わず今でも

徐々にその感覚を忘れかけているんじゃないでしょうか。

 

映画終盤でVRゲームを道端で遊んでいる大量の人がいて、みんな画面見たまま

走り回ったりしている滑稽なシーンがあるんですけども、電車にいてスマホをみている

人達や歩きスマホが注意されるような現在も実は客観的にみると同じような滑稽な状態

なのではないでしょうか。それが一概にいいとか悪いとか一元的な問題ではないでしょうけどちょっとreal world is realというのが自分にとってどういう意味を持つか考えてみてもいいのかな、と自分の生活を顧みてふと思いました。

映画「アベンジャーズ インフィニティウォー」

今日はゴールデンウィークらしい過ごし方で

アベンジャーズ観てきました。

 

マーベルコミックの映画シリーズは結構好きなのでほとんどみてきてたんですけど

最近は多忙のため一部観られておらず、「スパイダーマン ホームカミング」「ブラックパンサー

「マイティソー バトルロイヤル」あたりは観れてないんですよね。

なのでその辺りが微妙にわからんでしたがわかってたらさらに面白かったんだろうなあ。

 

さて一部ネタバレ含む内容になりますが

今作は前作からの話の続きで、アイアンマンとキャプテンアメリカが仲違いした

あとの状態から話が始まります。

 

ヴィジョンの額やドクターストレンジの持つインフィニティストーンを狙って

サノスという最強の敵がアベンジャーズを襲います。

インフィニティストーンは6つ全部集めると凄まじいパワーを持つという

チートアイテムなのですが、サノスというやからは人が増えすぎると

資源も不足するから人口を半分にしよう、という発想の元、あらゆる星で

虐殺を行い人口を半分にしていきます。

 

どこか寂しそうな雰囲気も漂うサノスですが

発想が極端だよね・・・。

 

アベンジャーズシリーズの面白いところは何処と無く

世相というか人類普遍の問題を描いているところがある点だと個人的には思うんです。

ヒーローにはつきものな話ですが強大な力を振りかざしていていいのか、とかね。

資源が枯渇するので人口を半分にしよう、っていうのも極端なんですけど

今の世の中なかなかシャレにならない話で、どんどんと増えていく地球の人口と

広がっていく貧富の格差。

こんな風に目に見えて虐殺されることはないですが、世の中には内戦や貧困・飢餓で

密やかに死んでいく人も多くいるだろうということを思うと

派手な映画の中だけの話ではないですよね、って何故か思いました。

 

さて豪華になり過ぎたキャストを無事(?)半分にして次回作はどう

落とし前をつけてくれるんでしょうか。

シリーズ物って進めば進むほどダレるものが多いですが

正直キャラに馴染みが出て出演キャラも増える分(今回はガーディアンズオブギャラクシーとか)

さらに楽しみになってます。感覚としてはスマブラに近いというべきでしょうか。

次も絶対観ます。

 

折れない自信をつくるシンプルな習慣3

3、磨くは引くこと

 

これが一番心に残った話ですが

自分を磨くというのはどういうことだと思いますか。

新しいスキルを身につけたり、何かを買って着飾ったり

そんなようなことを思い浮かべたりするわけですが

本書では、磨く=引く と答えています。

 

引くというのは手放す、捨てる、断るといったこと。

本文中より

”親の価値観や世間の価値観、自分が常識だと信じていること、自分の決めた限界、劣等感や罪悪感、相手にすごいと思われたいという気負いや見返してやるという気持ちを削ぎ落としたときに才能って開花するんじゃないかなあって”

これはなかなか目からウロコな考え方だと思います。

 

色々付け足してきたものを少しずつ捨てていく。

常識に固まった頭をほぐしていくことで生まれてくるものが

自分の才能を真に活かしたものなのかもしれません。

 

さてここまでで心に残った部分を紹介しましたが

あくまでどれも断片なのでぜひとも元の本を読むことをお勧めします。

折れない自信をつくるシンプルな習慣2

引き続いて同じ本から心に残った部分の紹介です。

 

2、人生を変えるにはあり得ないと自分が思っていることをやる

 

例えばダイエットをしている人に食べる量を減らしてみたら、と

提案すると そんなの絶対無理です と言われることがあるようです。

でも体重は減らしたいんですよね、と言うこともあるようで。

 

人から言われてすっと変えることができることっていうのは得てして

本質的な問題ではなく、すっと変えられないことこそが本当の問題であるということです。

 

これは以前紹介した「なぜ人と組織は変われないのか ハーバード流自己変革の理論と実践」に

出てきたように、人の習慣にはそれを続けることによる利得が必ずあるので

簡単には変えられないのだと思います。

 

変えない理由を本当に見つけ出して、変えても大丈夫かもと少しずつ思って行動する

ことが変革につながっていくのではないでしょうか。

折れない自信をつくるシンプルな習慣

だいたい毎日更新目指しております。

 

今回は自己啓発本系の紹介。

最近は車通勤で運転中の時間を持て余してしょうがないので(往復2時間!)

オーディオブックがマイブームとなってます。

 

オーディオブックの聴き放題サイトに入ってるんですけども

そういうのって本にえらく偏りがあって

忙しいビジネスパーソンがよく使うせいかビジネス本とか

自己啓発本の類が非常に多いんですよね。

まあ嫌いじゃないですけど似たり寄ったりになってきてしまうのが

イマイチなところなんですが。

また、オーディオブックのサイトについては別で一つ記事を書こうかなと思います。

 

『折れない自信をつくるシンプルな習慣』心屋仁之助

という本を今回は紹介したいと思います。

自己啓発本はオーディオブックやらアマゾンプライムリーディングやらで

結構いっぱい読んできたんですが「シンプルにまとまっていて」かつ

「例えがわかりやすく」「気取ってない」というところが

非常に好印象だったのでオススメしたい一冊です。

 

筆者の体験を混じえながら、人の価値観に左右されない”本当の意味での自信”を

どうつくるのか、を分かりやすく解説してくれています。

心に残った内容を抜粋して記載します。

 

1、本当の自信は条件付きではない

自信とは書いて字の通り自分を信じることですが

これを他人の評価でつけようとする人がいる、ということを筆者はまず指摘しています。

 

例えば、上司に仕事が評価された

               何か大きな業績で表彰された

               何かのプロジェクトに選抜された

 

といった内容がありますが、それがあることで「こんな賞をとるなんて自分はやればできるんだ」

と思ってしまうと、それがなくなってしまったときにポッキリ自信が折れてしまいます。

 

他人から評価されること自体は悪くないとは思うんですが、それを頼りに生きるというのは

違う、ということでしょう。

 

何もなくても自分は素晴らしい、理由なんて特にない

そう感じることが自信をつける上で大切ということです。

 

意外とそれって難しいのかもしれないですけど。

 

個人的には考え方としてゼロベースで考えることに近いのかなと思ってます。

何かないとダメではなくて、もともとゼロなんだから何かあれば儲けものぐらいの考え方ですね。

 

これって実は他人に対しても同じで

ネットのどこかで見たような気もするんですが

彼氏(彼女)にしてはいけない質問として「どこが好き?」というのがあって

もしそれで具体的に「優しいところ」とか「かっこいいところ」とかって

本気で思ってるとするならそれがもし違った場合(予想と違ったり、容姿が衰えたり)

した時に関係を保てなくなりますよーっていうものだそうです。

自分に対して理由ない自信がないと人にも同じようにできないと思うので

中々成熟していかないといい関係を保ち続けるのは難しいのかもしれないです。

 

こういった条件や理由を付けて評価するっていうのは変わらない物には良いかもしれないですが

絶えず変わっていく人に対しては向かないのでしょうね。

 

とひとまずごく一部紹介しました。また引き続いて心に残った部分を

書いていきたいと思います。