脳内ライブラリアン

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医療、統計、哲学、育児・教育、音楽など、学んだことを深めて還元するために。

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哲学・経済学・心理学

”仕事に追われる”のではなく”仕事を追う”ようになる本「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」

仕事を締め切りに間に合わせる、って単純な目標ですが意外とうまくいかないことも多いです。時間の節約術を説いた本は数多くありますが、シンプルな方法でお勧めしたいのはこの一冊です。 なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である 作…

WEB・ブログのアクセス数を上げるライティング本「沈黙のwebライティング」

自分が勉強したことのうち、ネットにあまりまとめられていないこと、専門的過ぎて説明がわかりにくいものを少しずつ記事にして、自分の記憶への定着を進めるかつ、人の役に立てば、というのが当ブログの主旨のつもりでやっております。 そんな当ブログも最近…

プロスペクト理論④-確率加重関数-【日常生活に活かす行動経済学の使い方】

プロスペクト理論の話は次で一通りおしまいにしようと思ってますが、今回は「確率加重関数」のお話です。 患者さんと治療や検査の話をするときに、検査のリスクや治癒する確率とかお話することが多々あるのですが、これを知っておくと確率が通常人にどう解釈…

プロスペクト理論③-損失回避-【日常生活に活かす行動経済学の使い方】

おはようございます。 今日は引き続き、行動経済学の話を書いていこうと思います。 今回は「損失回避」について。 プロスペクト理論①-確実性効果-【日常生活に活かす行動経済学の使い方】 - 脳内ライブラリアン プロスペクト理論②-参照点依存性-【日常生活に…

プロスペクト理論②-参照点依存性-【日常生活に活かす行動経済学の使い方】

おはようございます。 統計の勉強に行き詰まりを感じつつ、ちょっと逃げるように行動経済学の話を書きます。日常生活やビジネスに活かせるような話をまとめていきます。 引き続きプロスペクト理論についてです。 前回は理論の核となるもののうち、「①確実性…

不正を少しでも減らすためには「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」

今日は書籍紹介します。 ずる 嘘とごまかしの行動経済学 作者:ダン アリエリー,櫻井 祐子 発売日: 2013/01/25 メディア: Kindle版 前に行動経済学者のダン・アリエリーの本を読みましたが、今回は同じ著者が「ずる」「不正」について行動経済学の観点から書…

瞑想アプリ「headspace」を30日間継続でき、、、なかった話

以前紹介した瞑想アプリ「headspace」ですが結局30日継続できなかった、、、というお話です。いわゆるマインドフルネスを自力でやるのをサポートしてくれるアプリなのですが、とりあえずの使用してみた実感となぜ継続できなかったかを書きます。 medibook.ha…

イマヌエル・カントの思想④

前回までの記事はこちら イマヌエル・カントの思想① - 脳内ライブラリアン イマヌエル・カントの思想② - 脳内ライブラリアン イマヌエル・カントの思想③ - 脳内ライブラリアン 具体的な事例を通じて定言命法についてみてみようと思います。 尊敬の念を抱かざ…

イマヌエル・カントの思想③

前回までの記事はこちら イマヌエル・カントの思想① - 脳内ライブラリアン イマヌエル・カントの思想② - 脳内ライブラリアン 前回までの記事でカントが「理性」が矛盾を起こすさまをアンチノミーを用いて説明しました。つまり、「理性」は空間・時間の概念を…

プロスペクト理論①-確実性効果-【日常生活に活かす行動経済学の使い方】

先日行動経済学の本を紹介したのですが、心理学的なことを多く含むためか、結構普段の生活や仕事に応用が効くと思うんですね。医療現場についてもこんな本も出ています。 医療現場の行動経済学: すれ違う医者と患者 作者:文雄, 大竹,啓, 平井 発売日: 2018/0…

イマヌエル・カントの思想②

前回に続いてイマヌエル・カントについて。「カント入門 石川文康著」を中心に要約します。 前回記事はこちら イマヌエル・カントの思想① - 脳内ライブラリアン カントってどんな人 カントは1724年生まれ、前回みていたアダム・スミスとちょうど1歳違いです…

イマヌエル・カントの思想①

哲学について素人が学んでみるシリーズです。 さて、前回アダム・スミスについて学んでみましたが、次は同時代ながら関連はあまりないカントについて本を読んでまとめてみます。 カントについて高校時代の知識で学んだことと言えば、「定言命法(条件付きでは…

最も気さくな行動経済学本「予想どおりに不合理」

以前に読んだ「学力の経済学」で著者がダン・アリエリーの本に強く影響を受けた、と書き出しに書いてあったので、調べて本買ってみました。 これが読んだらまた面白かったので、3冊ほど同じ著者の作品を買ってしまいました。今回紹介するのは著者の中でもベ…

アダム・スミスの「道徳感情論」②

前回までの記事はこちら アダム・スミスはいつ生まれてどんな人だったか? - 脳内ライブラリアン アダム・スミスの「道徳感情論」① - 脳内ライブラリアン 今回の記事では道徳感情論の話と これが見えざる手と何の関連してくるの?という話を書きます。 前回…

アダム・スミスの「道徳感情論」①

引き続きアダム・スミスについて学んだことを。 前回記事はこちら アダム・スミスはいつ生まれてどんな人だったか? - 脳内ライブラリアン 前回では社会的背景とアダム・スミスの生涯について簡単に書きました。 以前書いた通り“見えざる手”という言葉が市場…

アダム・スミスはいつ生まれてどんな人だったか?

先日第二子が生まれたので更新はゆっくりになりそうです。コロナの関係で出産時含めて全然会えないので、まだ実感がしっかりわきません。会うのが楽しみです。 最近経済思想史の入門書を読んで 1700年代の人から色々と興味のある哲学や経済史を学んでみよう…

読書術について書かれた本をまとめてみる②

前回に続いて読書術の本紹介をします。 「知識を操る超速読術」Daigo 「読んだら忘れない読書術」 樺沢紫苑 「読書の技法」 佐藤 優 前回記事はこちら 読書術について書かれた本をまとめてみる① - 脳内ライブラリアン このあたりが3冊がおすすめでしたが そ…

読書術について書かれた本をまとめてみる①

読書術についての本は以前から ちょくちょく読んでいたのですが 自分の読書経験もそこそこに増えてきたので なんとなく自分が正しいなと感じる読書術と そうでない読書術がわかれてきました。 そこで、今まで読んだ読書術本をまとめて おすすめを紹介してみ…

より良いアイディアを職場で生み出すには?「ORIGINALS 誰もが『人と違うこと』ができる時代」

職場において 「もっとこれをこうしたら仕事が楽になるなあ」と改善したいことや 問題が生じて「どうしたら同じことが起きないようになるだろう」と 思った際に、提案が常に必要とされます。 また、医師としてどのようなキャリアを歩むか考えるときに 「今の…

アートとサイエンスは対立しているのか?「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか 山口周著」

読みたい本は結構溜まってきているのですが コロナ感染を少しでも防ぐために車通勤にしているもので オーディオブックしかできないんですね。 家と職場では読む時間もかなり限られるので。 なので、愛用のオーディオブック.jpにて本を買ってますが 本が限ら…

瞑想アプリ「headspace」で10日間マインドフルネスをやってみた

以前紹介した瞑想実践アプリ「headspace」ですが Basicsコースの10回分が終わったので実感含めた感想を書いてみます。 前回記事はこちら 瞑想アプリ「headspace」を始めてみた - 脳内ライブラリアン 体験期間について補足しておくと 一週間は無料体験期間で…

瞑想アプリ「headspace」を始めてみた

コロナの話が多い中、何かと自粛で外出できない日々ですが 以前から気になっていたマインドフルネスを教えてもらえるアプリ 「headspace」を試してみました。 いろんな本に書いてある割には意外と記事がなかったので書いてみます。 そもそもマインドフルネス…

『ソーシャル物理学 「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』 アレックス・ペントランド著

データ解析について色々ネットで調べていたときに たまたま紹介されていた本ですが面白かったので紹介します。 題名は 『ソーシャル物理学 「良いアイデアはいかに広がるか」の新しい科学』 文庫 ソーシャル物理学: 「良いアイデアはいかに広がるか」の新し…

ユヴァル・ノア・ハラリ大先生の3部作を読んで

通勤中にオーディオブックを聴いているのですが 数年前に買った「サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ著」 にかなりはまりまして 何度か聞きこんだあと、続編「ホモ・デウス」続々編「21 lessons」と 出るたびに即買いしてました。 最近「21 lessons」ま…

約1年間独学で統計学に取り組んできた結果と反省

1年ほど前の3月頃、休暇をとっていた際に 統計検定なるものをみつけました。 当時も何を将来的にやろうか迷っていましたが 社会医学や公衆衛生学にも興味があったので これをやってみよう、と思い統計学の勉強に取り組み始めました。 ただ当然ながら医師とし…

ブログを書くことを習慣づける方法②

引き続き『僕たちは習慣でできている』より引用していきます。 『STEP 20 毎日やるほうが簡単』『STEP 21「例外」を即興で作らない』 これは確かにな、と納得させられた方法です。著者によれば『意識を呼び出さず、「ほとんど考えずにする行動」』それが習慣…

【書評】脳が認める勉強法 ベネディクト・キャリー著 花塚 恵訳

勉強法の本というと常に本屋で平積みにされているくらい多くあって かつ人気の本ですが、この本は他の勉強法の本とは「科学的根拠」という点で 一線を画しています。 勉強法の本では例えば「東大生の認める~」「ハーバード大卒の~」 「起業して~万円稼ぐ…

blogを毎週更新するためには

今度こそ継続して書こう、と思いながらまたブログを書く間隔が空いてしまいました。 ブログ書くのってなかなか持続できないなあ、なんとかならないかなあ というのを考察したのが今回の記事です。 ネット上のブログをみると、最初のうちだけで止まってしまっ…

折れない自信をつくるシンプルな習慣3

3、磨くは引くこと これが一番心に残った話ですが 自分を磨くというのはどういうことだと思いますか。 新しいスキルを身につけたり、何かを買って着飾ったり そんなようなことを思い浮かべたりするわけですが 本書では、磨く=引く と答えています。 引くと…

折れない自信をつくるシンプルな習慣2

引き続いて同じ本から心に残った部分の紹介です。 2、人生を変えるにはあり得ないと自分が思っていることをやる 例えばダイエットをしている人に食べる量を減らしてみたら、と 提案すると そんなの絶対無理です と言われることがあるようです。 でも体重は減…