脳内ライブラリアン

医療、健康、統計、哲学、育児・教育、音楽など、学んだことを深めて還元するために。

現代数理統計学の基礎 6章 問2

今回は6章。 5章は実は以前解いていたので復習がてら載せていましたが 今解いてる6章から順番に並行して載せていきます。 問1はひたすらに様々な分布で十分統計量を書いていくだけの問題なので 問2から。 十分統計量と最尤推定量の問題ですね。 同時確率密度…

現代数理統計学の基礎 5章 問4

本日も統計問題の続きを。 5章問3はどうも何度か解答見ても納得できなかったので 問4にいきます。 F分布の何乗かした期待値を求める問題です。 3章問18でみられたχ2乗分布の特徴を用いて解きます。 上の半分がその説明となっています。 (※分子のガンマはv+n…

現代数理統計学の基礎 5章 問2

引き続いて5章から問2です。 t分布を正規尺度混合分布として正規分布と関数の積として表すことで 最終的には確率密度関数を出せという問題です。 まず前提条件としてf(x,y)の同時確率密度関数が xの条件付き確率密度関数とfY(y)の積で表せることを確認してい…

現代数理統計学の基礎 5章 問1

統計学の自学自習のためにここ1年ほど 「現代数理統計学の基礎 久保川達也著」 という本を使っています。 統計検定1級合格者のブログなどをみていると ”これをやればほぼ範囲は網羅されています” と書いてあるので1冊マスターしようという気持ちで買ったので…

「一流の育て方- ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる」ミセス・パンプキン/ムーギー・キム著 感想

今日は通勤中に聞いているオーディオブックから一冊紹介しようと思います。 「一流の育て方」ダイヤモンド社、です。 こどもが幸せに生きていけるための育て方を 有名国公立・私立大学生への親の教育に対するアンケートに触れながら解説した本。 自らも4人の…

熱性けいれんの再発率は?てんかん発症リスクは?

うちの子が熱性けいれん起こしました。 幸いすぐ、おさまったので良かったのですが 心配になるのは、今後の再発やてんかんリスク。 医師といえど分野が違うと全然細かい知識がないので、ガイドライン引いてみました。 参考文献:熱性けいれん診療ガイドライ…

up to dateから学ぶコロナウイルス

コロナウイルス流行が世間を騒がせていますが こういった流行になると必ず正しい知識とそうでない知識が広がります。 というのも、医学的に根拠のある正しい知識というのは その根拠を確立するのに時間を要するので、こういった急激な流行では なかなか広が…

ブログ再開

久しぶりの更新になります。約1年ぶりですか、、、。 書きたいことも色々たまるようになってきたことと 自分の中でやりたいことが少しずつ明確になってきて 毎日やりたいことのために学ぶ時間を作ることが習慣化してきました。 そこで少しでもそれを還元し…

他人からの評価が気になる人へ

最近随分と心理学系統の本で読んだものも増えてきたので 時折、色々まとめて自分なりの意見を書いてみようと思います。 口調が丁寧語じゃないものになってますが、、とりあえずこんな感じで。 今回は“他人からの評価”ということについて。 人からの評価が気…

忙しい人のための読書の方法

通勤中が暇でしょうがなくなってきたので、ここ最近またオーディオブックを聴き始めました。audiobook.jpを使っていますが中々本の種類が充実しています。 昔から悩んだときは本を読んで、対策を自分なりに考えるようにしているんですが、最近の悩みは育児と…

Paroxymal Sympathetic Hypersensitivity

今回は頭部外傷、低酸素脳症・蘇生後脳症、脳卒中後で 交感神経症状(高体温、発汗、頻脈、頻呼吸)が強力に現れる 症候群についてのreview articleをまとめました。 そもそもそんな症候群を認識したことがなかったのですが 確かに脳梗塞後で特にかなり広範…

クロイツフェルトヤコブ病 CJD MV2型についてのまとめ

明けましておめでとうございます。 何だかんだと言いながら伸びに伸びての久々の更新となりました(汗) ちょっとずつ骨のある記事を書くよう今年は精進して参ります。 早速専門領域の話についてまずやっていきます。 一般的には狂牛病の名前で有名になった…

ほぼ毎日ブログを更新してみて振り返って感じたこと

風邪が治って、また風邪をひき始めましたが(笑)更新再開します。改めて今までの毎日ブログ更新してみたことを振り返ってみました。 ・時間とネタ的にはやはりしんどい 実際毎日更新しようと思うとただでさえ仕事と家事で手一杯の生活がますます遅くなるの…

しばし休憩

ただの風邪なんですが体調不良が続くのでしばしお休みします。

ESUS (Embolic Stroke of Undetermined Source)について③

今日はESUSの続きについて。再発予防の話です。 参考にされる代表的なstudyとしてはまずWARSS試験(N Engl J Med 2001; 345:1444-1451)があると思います。 2001年のstudyで非心原性脳梗塞の2206例に対し、ワーファリン(PT-INR1.4~2.8になるよう調節)とア…

ポルトガル語 一般動詞編②

今日は更新する元気があまり残されていないのでさらっといきます。 前回に続いて一般動詞の活用です。今回はar形。 gostarを例にします。 これはde(英語でいうof)という前置詞と必ずセットで用いて、〜が好きです、という意味になります。活用の仕方は eu go…

今後にまだまだ期待 〜ZOZOスーツを買ってみた〜

ちょっと今更ながらZOZOスーツ買ってみました。 日経トレンディのpodcastを通勤時に聞いているんですがそれで取り上げられていまして。 もともと知ってはいたんですけど、どういうものなのかそこまで詳しくも知らず、ただのサイズ合わせの全身タイツという程…

ESUS (Embolic Stroke of Undetermined Source)について②

引き続きESUSについて。 現在ESUSの原因として挙げられるものには以下のものがあります。 ・低リスクの心内塞栓源・大動脈粥腫状病変・腫瘍関連・奇異性塞栓(・潜在性発作性心房細動) 順番に見ていきましょう。 1、低リスクの心内塞栓源 大動脈弁狭窄、キ…

ESUS (Embolic Stroke of Undetermined Source)について

ちょっと調べていたのでたまには医学の話題を。 ESUSという概念は2014年ごろから出てきたもので 原因不明の塞栓性の脳梗塞の話です。 もともと1990年代のTOAST分類において 脳梗塞はアテローム性、ラクナ、心原性と主だったもの以外に 潜因性脳卒中(Cry…

ポルトガル語 一般動詞編①

今日はポルトガル語の気分なので再び文法説明。 一般動詞ですね。 -ir形、-er形、-ar形など原型となる動詞の語尾によって活用の仕方が変わります。 be動詞と同様、基本的に1人称2人称3人称と単数・複数の6種類で活用します。 今回はir形の動詞、abrirを見…

第二言語学習でi+1レベルを上手に学ぶ方法②

前回述べたように第二言語で読み取ろうとすると思考力が落ちるため 複雑な内容が理解しづらくなることが問題となります。 そこですべき対処を考えてみました。 主にリーディングに関して述べます。 1、内容を変えずに難易度を下げる 1-1、分割する 困難であ…

第二言語学習でi+1レベルを上手に学ぶ方法

英語もしくは他の第二言語を学ぶ場合、i+1レベルの難易度が学習に最適とクラシェンは述べていますが、その難易度の内容に魅力を感じない場合つまり逆に言えば自分が魅力を感じるものが難易度が高かった場合どう対処すべきなのか、これが今回のテーマです。 …

第二言語学習におけるi+1レベルとは

「僕たちは習慣でできている」を読んでからはかなりコンスタントにブログの更新も できるようになりまして、個人的には嬉しい限りなんですが それに反してなかなか進まないのは英語学習。 英語に関しては中高での学習と3ヶ月ほどの留学経験で日常生活に困ら…

ポルトガル語 副詞編①

間を空けて本日はポルトガル語について。 毎度お馴染みの文句ですが、ポルトガル語の先生ではないので間違っている可能性もありますし、用語が正しくない恐れもあります。参考程度に考えていただけると幸いです。 今回は副詞ですが、副詞は英語でいう-lyのよ…

思わず不幸自慢をしたくなったら②

昨日記事を書いた後、また夜中に仕事で呼ばれました・・・。おかげさまで翌日も熱っぽいし、もう限界だー!と思いつつ引き続き昨日書こうとしたことを書いていきます。 2、自分のやりたいことをやっているか 自分が大変な思いをしてて不幸だ、というのはひと…

思わず不幸自慢をしたくなったら

昨日は当直で今日も一日中仕事、長い時間かけて車で家に帰って食事もなし、、、さすがに疲れました、、 そんな時は正直愚痴の一つでも垂れたくなりますしなんて辛いんだろうと人に不幸自慢をしたくなるところですがやたらめったら「自分は辛いんだ」と人に訴…

救急外来診療におけるエラー③

前回紹介した認知エラーについての元論文はDiagnostic Error in Internal MedicineArch Intern Med. 2005;165(13):1493-1499. doi:10.1001/archinte.165.13.1493という論文で、同じ著者のMark L. Graberが書いている別の論文(↓)が今日紹介するものになりま…

救急外来診療におけるエラー②

昨日に引き続き、診療におけるエラーのお話。参考文献は「長谷川耕平・岩田充永 内科救急見逃し症例カンファレンス 医学書院」です。 大まかに分けて4つのエラーとそれに従ったタイプがあります。知識→それによる情報収集→情報の処理→情報の検証 それぞれの…

救急外来診療におけるエラー

さて、今日は1日救急外来診療でした。うちの病院は他の周囲の病院と同様に研修医と自分たちのような後期研修医さらに上級医が救急対応に当たるんですけどもやっぱり救急外来というのは何でもかんでも来るので本当に入院時には診断が分からない症例というのも…

30年の縦断研究からみた新規抗てんかん薬の効果とは②

昨日は結局仕事で更新できずここのところ順調だった連続更新が一旦止まりましたがまあどうにもならなかったので気にせずいきます。 今回は引き続き前回紹介したてんかんの縦断研究の論文の話。 Treatment Outcome in Patients With Newly Diagnosed Epilepsy…